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ド底辺営業日記

コミュ障アラサー、おまけに喪女が営業職

居場所がないと感じる時 〜『傘寿まり子』を読んで〜

学校で、周囲がみんなグループで一人でいるの時。

家族の中で自分だけ蔑ろにされている。

自分だけ話題に入れない飲み会。

などなど、居場所がない孤独感で潰れそうになる時は多々あるけれど、自分だけ部屋に一人で居る時に感じる孤独感とは別種のものである。

寂しいなぁーとは思っても他に人は居ないのでそれは個人で完結してしまう。

最初に挙げた状況は比較対象がある場合に襲ってくる感情だ。孤独感にさらに追い打ちを書けるかのように自分の存在が『無』であること。虚無感?とは違う、『自分の無価値さ』や『存在意義』などの自己肯定感を一気になくす感情だ。

私は家でも外でも大概一人なので最早その感情がデフォルトだけども 笑

 

突然何を書いているかと言うと、今日読んだマンガを読みながら初めに出た感想がこれなのだ。

『傘寿まり子』講談社  おざわゆき 2巻〜

80歳のまり子さんが、家出をしてみた。

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感想(1件)

 

〜あらすじ(ネタバレ)〜

作家である幸田まり子は80歳となり、肉体面でも仕事面でも自分の”老い”を感じている。孤独ではないが、夫には先立たれ、息子夫婦と孫夫婦そしてひ孫と4世代同居をしている家の中で、自身の居場所がない事を知る。

そんな日々を送るまり子に古い作家仲間の服部じゅん子が亡くなったとの連絡がはいる。

華やかだった彼女の葬儀は驚く程閑散としており、まり子は故人が本当にじゅん子なのか疑わしく感じる中で更に衝撃の事実を知る。

じゅん子は自分と同じく、家族と同居している中で一人孤独死をしていたのである。家族の中でまるで”邪魔”と言われるかのような自分とじゅん子の存在を重ね合わせてしまうまり子は思わず切実な思いを吐き出す。

「まだ生きててごめんなさい」

その晩、まり子は夫と建てた自宅を後にする。『終の棲家とはなんなのか』と思いながら...

 

感想

ネットニュースで話題になっていて、1巻しか出ていないしちょうど良いかな〜と軽く読み始めたけど...グサグサささる!私はまだ80ではないし、むしろ4世代同居なんてあり得ない、レッツゴー孤独死!な人間だけど、このまり子の状況は涙が出る。。。

というか、夫とまり子で建てた家なんだから、少なくとも権利の半分はまり子が持ってんじゃないの?なんで子や孫世代が我が物顔で住んで、家主とも言うべきまり子を蔑ろにしてんの?ってあらすじ書いててもイライラした 笑

家を出て行く時に「おじいさん ごめんなさいね 私たちが建てた家 もう守れないわ」というモノローグが出てくるけど、このモノローグを深読みしまくって、私の中では他の家族=侵略者という図式が出来上がった。

 

あらすじの書き方が悪いせいか暗いマンガと思われそうだけど、この後からがまり子の凄い所よ。ちゃんと進んで行く。懐かしい場所に行って喜んだり、知らなかった場所で楽しんだり、そういった前向きな80歳はまるで子供のように見えてくる。

 

状況としては非現実だけど、マンガですし

一般的な80歳とは違うところがあってこその話の進行という所はある。そもそも作家で、80歳超えても1本でも定期連載があるだけ才能のある人だし、編集者にも尊敬の念や慕われているし、息子世代にもファンが居るレベルの知名度もある。なによりも一人で出かけられる体力もある。

現実として考えると、中々難しい物を色々持っている。そこはそれ、マンガだから。

冒頭の居場所について考えさせられる

といっても、あらすじでも書いた「まだ生きててごめんなさい」って台詞。今日本でこう考えている人がどれくらい居るんだろう?と思う。

生きている事は決して悪い事ではないのに、居場所がないことでそう思わずにはいられない。どこに行けば居場所があるのか?そんな事を考えている人も老若男女問わずに一定数はいると想像する。

精神的にも肉体的にも、はたまた物質的にもこの『居場所』という物は必要なのだ。このマンガの場合は『家』がその居場所の確たる物だけど、人によってはそれは仕事かもしれないし趣味かもしれない。または妻や子。人それぞれだけど、どれが欠けても人は自分を保っていられなくなるのかもしれない。

自分に置き換えて考えてみても、仕事や友人関係とか諸々が亡くなってしまったら不安になるだろう。帰る場所がある幸せ、とか耳にするけど本当にそう。昔海外で超短期間下宿した時ですら、「急に出て行けと言われたらどうしよう」と必要以上に大家さんへ愛想振りまいた。(急に出て行かされるとかマジである...)

 

話がそれそうなので、今回はここまで。

 

 


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